150524/ゲヱセン今昔物語 その④ 基板の真実
150524/ゲヱセン今昔物語 その④ 基板の真実
昨日から今日にかけて車中泊で一杯やってきました。
内容はおいおい書いていこうかと思います。
改めましてこんばんは
大冒険家のdokuhuntです。
さて、本日もゲーセンのお話ですが、少し話を戻して基板のお話を書きたいと思います。
基板とは?
ゲーム機におけるカートリッジのようなもので、専用筐体に基板をセットすることでアーケードゲームが遊べるようになるんですよね。
基板の形状は今でいうパソコンのマザーボードみたいなもので、動かすためにはパソコンと同様に電源基板や音声出力用の基板が別途必要になります。
まあ、何故に基板というものが生まれたかと言うと、そのゲームを動かすためのハードパワーを持ったものを独自に作る必要があったからです。
画面を動かしたりキャラクターが飛んだりするにはそれなりのハードパワーが必要でそれを当時のPCスペック以上の動きを出したければ、そのハードを独自に作らなきゃあいけませんでした。
1本のゲームの為だけにハードを作成する。昔はそんなトンデモが行われていたんですね。インベーダーブームが一段落しゲーセン文化が起こったころは、それはそれはお金が入りましたので、こんな贅沢も許されたんですよね。
50万円で売った基板がひと月に80万円稼ぐと。基板の原価は3万円というね(笑)誰も不幸にならない。そんなステキなゲーセンの商い(笑)
各メーカーも技術力にしのぎを削ってました。凄いところは今でいうペンティアムとかのコアを自分のところで設計してさらなるハード力を向上してやがった利してました。
ゲームの為だけに限界までハードの技術力を高めていった1980年代の日本。この強大な技術力はゲーム以外にも使えますが、その辺は全く興味が無かったようで。
ただ、当時はソビエト連邦が存在した冷戦時代。
あまり若い世代の方にはピンとこないかも知れませんが、今の北朝鮮がそのままロシアになったと考えてください。テロ、核実験、拉致上等の巨大な国が日本のすぐとなりにあったんすな。
上記の時代背景を考えると、無限にハードを進化させて、その高性能な部品が国に何の規制もなく普通に買えるという恐ろしいノーガード国家。そのハードを持ってすればミサイルの制御ごときは普通にできたそうです。
目鼻の利く諜報機関の人たちは結構秋葉原に来ていたそうですよ。その筋の人に言わせると、見ない日は無いぐらいに毎日来ていたそうで。これは強ち都市伝説とは言い切れないよな~と当時のトンデモハードスペックを見ているとそう思う次第です。
ソビエト連邦が崩壊したのが1991年ですので、日本のノーガード平和ボケは西側各国諜報機関も困っていたんじゃあないかと思っていますよ。