「南京事件 兵士たちの遺言 」見てみました
改めましてこんばんは
大冒険家のdokuhuntです。
さて、本日のお話は、もてらじさんのほうでも話題になったが、見てくれる人があまりいないと言われているNNNドキュメント「南京事件兵士たちの遺言」についてです。
ようやっと見ましたよ。多くの日記から戦史を辿る手法は説得力あった!数万人単位での虐殺は間違いなくあった。理由と遺体の処理方法にも合点がいった
— dokuhunt (@dokuhunt) 2016年7月5日
#もてらじ https://t.co/V98C7uk7TU
動画の方は、下記のリンクにて補足説明付きで視聴できますので、ご参考までに。
http://sharetube.jp/article/2879/
南京事件、南京大虐殺など言われてる、旧日本軍が起こしたという件。
有った、無かった含めて論争が起こっていますが、このリンクはかなり決定的な証拠を提示してくれています。
まずは感想よりも先に自分の意見を述べさせてもらいます。
「真実」に関する考え方です。
例えば交通事故があったとします。
深夜2時、Aさんが交差点でBさんを車でひいてしまった。
これが真実で、これ以上はなくこれ以下もありません。客観的な事象、事実のみのことだと思っています。ここでAさんがBさんをほって逃げたら、ひき逃げ事件ですし、Aさんが応急手当をして救急車を呼べば交通事故になります。
これ以降は、この事象、事実から何を学んでいくか?というところ。
人が未来に繋げていくべきことだと、自分は思うのですよ。
そして、このドキュメンタリーから自分が思うに、虐殺はありましたと。
今まで、虐殺なんて無かった論の根拠としてあげられるのは
①そもそもなんで虐殺するの?(理由が不明。現地で協力してもらったほうがよほど良いはず。そもそも民間人虐殺は違法だし)
②そんなに弾薬の在庫が無いよ!(そんな無駄打ちしたら戦争できないし!)
③そこまで殺して死体はどうするの?(虐殺事件の発掘調査を中国側が拒否しているし)
④中国の発表の数字が信じられない(30万人虐殺 → 1週間後に人口が25万人に!とか)
まあ、この4つかな
今回のこのドキュメンタリーでは、この4つをことごとく覆しているのが凄いですよ。
①虐殺の理由 → そもそも食料が無かった。行軍中に村を襲って食料を調達していた。数万人単位で捕虜ができたが、その捕虜に食事をとらせる余裕がなかった。数万人単位の捕虜も戦闘に負けそうになった中国兵が軍服を脱いで民間人に紛れ込んでしまったため、民間人と見分けがつかなくなったせいで膨れ上がってしまった。そのため民間人もろとも銃殺した。
②弾薬の在庫 → マシンガンで銃殺した(証言&日記が多数有り、しかも中国で捕虜になっていない人たち)数万人単位だったので弾薬は足りた。
③死体はどうしたのか? → 揚子江の岸辺で銃殺し、死体は川に流した
④中国の発表の数字が信じられない → さすがに南京のみで30万人はウソっぽいが、行軍中に略奪はしていた(これも日記有り)ので近い数は死人が出ている可能性あるかなと。
以上ですね。
虐殺の定義ですが、軍が無抵抗な民間人に対して武器をもって一方的に殺すことだと思っております。ですので、虐殺はあったと考えます。
次に日記の信ぴょう性ですが、こちらは従軍日記と戦史を照らし合わせるという非常に地道な作業で裏を取っております。上海へ渡った船の名前と日数を確認して、船が実在したか?航行の日数に矛盾点が無いか?すごく理詰めで取材していまして、納得できる内容でした。ここまで、しっかりと終戦直後の中国共産党が綿密にねつ造できるとは今の中国の状態を見て、信じられません。
あくまでも個人的な見解ですが、
南京大虐殺(数万人単位の民間人を含む人間が銃殺された事案) はありました
と結論づけたいと思います。
日本政府の公式見解も、戦時なので略奪や殺人はあった、ただ人数は不明と非常に玉虫色ですが一応は認めている形です。ですんで南京大虐殺は無かった!というのは無理がありますね。数万人単位で死人が出てたらそれは虐殺だろうと。この点に関しては間違いないかと。
ここから、この歴史から何を学ぶか?ですが自分の理解では太平洋戦争よりも前に日中戦争が開戦していたことに問題を感じます。
その日中戦争の原因は、通商事件です。
先に中国側で民間人の殺戮をやってました。
これにブチ切れた日本がやったらんかい!となって上海へ進軍したのが始まりです。
やられたら、やり返す!当時は交戦権を日本は持っていましたので、軍を送り込んだってとこですよね。結果、軍を送った後、どう収集を付けるのか?全くのノープランであったため、陸軍が好き勝手してしまい、戦線は広がってどうにもならないという事態に陥りました。
戦争は引き際がすごく大切です。
しかし、引き際がうまくいった戦争なんてほとんどありません。無理です。
可能性があるのは、防衛線です。攻められて相手が撤退した場合です。
それ以外、特に他国を戦場にして戦うなど、とてもとても勝てる気がしません。たとえ政府を打倒してもその後はグダグダになるしかありませんしね。
なので、日本国憲法の第9条で、徹底的に戦争を避けている姿。ある意味では国防に対してもっとも良かったのかもしれません。北朝鮮に親兄弟を奪われても、旅行中に何の意味もなくテロで殺害されても一切の手出しをしなかった結果、戦争に至っておりません。
左派勢力も反戦や平和で押すなら、テロは安倍政権のせいだ!と声高に叫ぶよりも、何人海外で日本が死のうが、今後何人拉致されようが全員見捨てて戦闘行為は一切行わない!どうぞ殺したい放題してください!
覚悟をもってそう言えば良いのに。中途半端な態度がいかんのですよ。事実はその通りなのにねぇ。
それに我慢ならないのが、現行の改憲勢力だと自分は思います。
これを我慢できるのか?厳しいですよ。
海外に行かなくても中国の領海侵犯とか見るにつけ、これも我慢できるのか?厳しいですよ。
放射性廃棄物を日本領海で捨てられ放題されても我慢です。
厳しいですよ。
しかし、暴虐に対して暴力で立ち向かうと、日中戦争、太平洋戦争ですから。
果たしてどっちが良いのか?考えるだけでストレスフルですよ。
自己責任厨にはなりたくないけど、政府が堂々と一切日本人を助けない!そう宣言したほうが各々覚悟をもって世界を回れると思います。
そしてそうしたほうが、企業もきちんと自己防衛をするし、ジャーナリストも本気で命懸けの取材になるので、それ相応の準備をするんじゃないでしょうか?
追記
90年代に中国へ、お仕事で渡航した際にはそれほど反日的な感じはほとんどありませんでした。
税関で荷物はすべて開封されて、自由とか民主主義とか書かれてあるページは全部破られました。それでも何故か、ゴールデンタイムには大空魔竜ガイキングやクリーミーマミが放送されていたし、一緒に働いた中国人の方も、日本人風の顔だちの人を連れてきて、こいつおばあちゃんが日本人だから絶対優秀だし出世するぜ!と紹介されたりもした。中国なんてどでかいものを一くくりにしようとしても無理!
最近思うのは、反中や反日といったのは、当事者でない人間が、都合の良い情報でしかお互いを知らない。そんな層が醸し出してしまう空気が要因なのかも知れません。
一時情報を知るのは本当に大事。
最後に、中国の姿勢は今後もあんまり変わらないでしょう。
南京大虐殺の人数は巨大にしておかないと、自分ところでやった文化大革命に目を向けなきゃならんくなりますから。相手さんの国内事情もあると思います。今の中国共産党で実権を握っているのは文化大革命で実際に暴れていた世代ですしね。中国との関係改善は気長に世代交代を待ったほうがよろしいかと思いますね。次の世代が実権を握るまで粘れば光明もあると思っています。