大冒険家dokuhuntのブログ

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150415/本当にあった怖い公共事業のお話

150415/本当にあった怖い公共事業のお話

 

某所で囁かれているように、社会派や暗い記事をブログに書くとアクセスが激減するようです(笑)

 

改めましてこんばんは
大冒険家のdokuhuntです。

 

さて、本日のお話は「本当にあった怖い公共事業のお話」です。

 

この話も聞きかじりです。信ぴょう性はインターネットで見た!ぐらいに留めておいてくださいね。

 

2年ほど前かな?お仕事で長野県に行きました。
長野県といえば冬季オリンピックを開催し新幹線も通ってまあまあ発展しているイメージでした。長野県知事田中康夫氏が当選し、ガラス張りの知事室とか無駄な公共事業はすべて中止!とかかなり魅力的な政策をバンバン打っていました。お仕事に行ったときには、知事選に敗れて、別の人が知事になっておりましたが、そのイメージが強かったんですよね。

 

田中氏が当選するまでの長野県政は凄いですよ。なんと同じ人が20年知事をやってます。吉村午良さんですね。その前の西沢権一郎さんは21年・・・1959年~2000年までで2人ですよ!どこの独裁国家やねん!という感じです。西沢さんから吉村さんへの政権交代は選挙で争った訳ではありません。西沢さんが病死したんで、その後選挙が行われて吉村さんが当選。そして20年と・・・すごいでしょ?

 

長野県知事一覧 - Wikipedia

 

さすがに県政の硬直化が恐ろしいことになっていたので、連合とかががんばって担ぎ上げたのが田中康夫さんだったんですね。

 

 

脱ダム宣言、記者クラブ廃止、等々。かなり先進的な政策を打っておりました。特に脱ダム宣言は公共事業が敵視されつつあったなかで、本当に無駄なものを無くすという信念が感じられ、当時はやるもんだな~と思っておりました。

 

以上のような感じで長野県政には良いイメージを持っていたんですが、移動中のタクシーの運ちゃんにそういう話を振ったら、ブチ切れてしまいました。

 

 

アレは史上最低の知事だ!おかげで長野は地獄になった!

 

 

うぉっっとなぜにそんなに!?

内容を聞いて驚いたんですが、公共事業を本当にバンバン削減した結果どうなったか?県内の土建屋がバンバン潰れたそうです。無駄が無くなって良いだろ?いいえ、違うんです。公共事業の削減で一番ダメージを負ったのが「プラント」でした。「プラント」とは?生コンクリートの工場です。生コンは作ったそばから固まっていきますのでミキサー車とかでないと運べません。そして生コン工場が近くにないと、土建屋は全く採算が取れないそうです。

 

プラントが消えて、土建屋が滅びた後にどうなるのか?

 

学校が倒壊しそうになっても直す業者が県内にはおりません。橋が落ちそうになっても業者はおりません。県外からアゴアシ、宿泊費負担上等で頼むしかありません。今までよりずっとずっと高い値段でね。

 

そうしてここからが本当に恐ろしいお話です。

 

除雪車ってどこから来ると思います?

 

冬しか仕事のない除雪車。夏や春は作業員は遊んで暮らしているのか?いえいえ。土建屋さんがやってくれていたんですね。ですから、長野県は今除雪もままならない。除雪も県外から業者に来てもらうしかない。土建屋を新しく作れ?プラント無いから無理。プラント再生には巨額投資が必要らしいです。

 

詰みましたね・・・

 

無駄を省け!といって当選する政治家は多くいますが、その後が地獄になるんだったらねぇ~田中さんが知事選に落ちたのはそういう理由らしいです。

 

変化を求めて戦って、変化した先が地獄!
リアルエヴァンゲリオン新劇場版

 

以上、本当にあった怖い公共事業の話でした。
何が正しくて何が間違いか?本当に難しいですね。

 

田中康夫 - Wikipedia