メールしようとしたが1000文字オーバーしたのでブログに書いてみるもてらじシビルウォー回の感想です
改めましてこんばんは
大冒険家のdokuhuntです。
前回放送分のもてらじシビルウォー回とても楽しく拝聴させていただきました。
キャプテンアメリカとアイアンマンが激突するお話し。
発端はヒーローの活動に制限をかけるのか否か?
結構深いテーマです。
ぶた夫さんは、キャプテンアメリカのように自由に活動すべき派でてっちゃんさんは制限はかけるべきと。
てっちゃんさんはキャプテンアメリカが自由に正義を行った結果、世界は救われはしたが数万人単位で犠牲者が出たんで制限かけるのに賛成と、ぶた夫さんは制限をかけるほうが間違っていた場合はどうなる?結果、えらいことになったら嫌だしキャプテンアメリカは責任を取ると言うし任すべき派。
ここで、キャプテンアメリカが間違ったらどうなるの?
それ以前に人間だから間違い犯すよね?そうなったらどうなるの?
じゃあ、間違いは何故に起こるのか?それは人間に選択肢が多いからです。自由に物事を自分の良いように選択した結果、テロや戦争なども行ってしまいます。じゃあどうすればいいのか?
その回答として、人間の行動をデータ化、行動パターンを解析し間違いを犯す前に止めるようにしたらいいのではないか?と。犯罪者は犯罪を犯す前だとただの人間です。100年かけてデータを収集し人間の行動原理を把握して選択肢を狭めるようにしたほうがよい。そうすれば戦争と犯罪のない平和な世の中ができますよね?
これに賛成できるなら「ヒドラへようこそ」です。
ウインターソルジャーはそういうお話でした。
ヒドラの計画が成功していれば3000万人ほどの犠牲は出ますが、テロリストや犯罪者、将来的な犯罪者も一掃されるので、強引に導入されたマイノリティ・レポート世界ができていた可能性が高いです。恐らくはキャプテンアメリカがいなかったら、デモリッションマン的世界への分岐点だったと思います。
キャプテンアメリカの活躍で犠牲者は数万人単位で押さえられたが、犯罪や戦争も同時に残ってしまったと。
こう見ると、どっちが正義だったのか?というのはまあ難しいですよね。
え~とここで、突然ですが、アメリカさんだと「ヒーロー」にですが、日本ですと「ヒーロー」ではなく「正義の味方」と名乗る場合が多いのは何故でしょう?
これは、日本の原初のヒーローである月光仮面から来ています。
川内康範先生の作った月光仮面。
悪は懲らしめるが、決して命は奪わない。なぜなのか?
それは名前の月光から来ています。日光は日の光であるが、「おてんとうさま」に顔向けできない人にはまぶしすぎます。しかし月光は罪の有無を分け隔てなく照らすと。額の三日月は、人間の不完全さを表していると。月が満ちるように人間も成長しやがては完全なものになってほしいとそういう願いから来ていると。だから命を奪わない。過度に傷めつけもしないと。
この月光仮面のモデルは薬師如来の横に立つ月光菩薩から来ているそうです。
本物の正義があるとすればそれは神仏にしか扱えない。だからこそ、正義を体現するものの味方でありたい、ですので「正義の味方」という言葉ができたそうです。
そしてこの月光仮面、今の世界に氾濫しているすべてのヒーローと1点だけ違うところがあります。それは、月光仮面には正体が無いのです。劇中で正体とおぼしき人は出てきますが、劇中では明言されません。
まあ、なんで月光仮面のお話を書いたかというと、いま放送中のアニメでコンクリートレボルティオてのがあります。
時代は架空の1960年代。
鉄腕アトムや鉄人28号、ウルトラマンやエイトマンや魔法少女も実在ている世界で、60年安保は正義か悪か?という非常に面白いテーマを扱っています。ちなみに能力者は超人と呼ばれています。
こいつを見てて痺れたのが、劇中に出てくる月光仮面ポジションの天弓ナイトという超人。
いつも事件の現場に現れ、悪を懲らしめて帰っていく。一番初めに現れた超人として、正義の味方として世の少年少女に強烈に支持されます。相手がたとえギャングだろうが、怪人だろうが巨大怪獣であっても怯まず立ち向かうその姿に。
しかし、とある事件がきっかけで天弓ナイトは命を落とします。
それも少年少女大量誘拐事件の犯人として警官隊に射殺されるという酷い最後です。
まあ、この顛末はネタバレになるので伏せますが、死んだ天弓ナイトの能力や秘密を日本政府は徹底的に隠すのです。その理由が凄かった。
天弓ナイトの正体はごく普通の何の能力も持たない一般人でした。コスチュームにも正体を隠す以外の特殊な応力は一切なかったこと(主人公の家にコスチュームがあり、当初レプリカと思われていたが後に本物であることが判明します)日本政府がひた隠しにしたのは、能力が無くても正義の味方になれること。正義に味方する心さえあれば!ということなんですな。
以上!長々と書いてしまいましたが、結論としては、正義ってのは神仏以外に体現できない!ので、せめて正義の味方でありたいねという感じです。うん、東洋的曖昧な結論だ(笑)
ただ、ここまで書いてシビルウォーは今のところ見る予定ありません。
というのも、アベンジャーズの主人公はエージェントオブシールドの「ファーストアベンジャーズの映画でキャプテンアメリカのプロマイドに直筆サインをもらった後、ロキに杖をさされて殺された頭髪の薄いおっさん」だと思っているからです。
実際にスーパーヒーローがいる世界で、童貞処女ビッチDV女ヒドラに加えて「ファーストアベンジャーズでキャプテンアメリカのプロマイドに直筆サインをもらった後、ロキに杖をさされて殺された頭髪の薄いおっさん」が活躍するドラマです。個人的にかなり楽しいのと、映画の裏で無能力者が偉い苦労している様を見れるってのが面白すぎます。
今のところエージェントオブシールド目線で見ているので、映画はウインターソルジャーまでしか見てません。エージェントオブシールドの2期をまだ見てないので後の楽しみにとっておく・・・というよりも映画はすべてスピンオフなんで本編見ないと始まらないんですわ(笑)
ちなみに僕がウインターソルジャーで一番興奮した場面はウインターソルジャーにラーメンハゲがぶち殺される場面です!お見逃しなく(笑)
最後に聞いてみたい月光仮面のテーマ曲。
月光仮面は「おじさん」だし「どこの誰」かも分かっていない。含蓄がありますね。